iPhoneの容量を空ける方法

「設定」を開き、「一般」、「iPhoneストレージ」の順にタップして、何が容量を使っているかを確認します。いちばん大きいカテゴリから始めましょう。たいていは「写真」です。もう見ない長い動画を削除し、「最近削除した項目」を空にすれば、容量がすぐに戻ります。そのあと、「メッセージ」の添付ファイルを整理し、使っていないアプリを取り除きます。

標準機能でiPhoneの容量を空ける20 分

  1. 何が容量を使っているかを確認する「設定」を開き、「一般」をタップしてから「iPhoneストレージ」をタップします。上部のバーが読み込まれるのを待って、容量の大きいカテゴリとアプリを確認します。
  2. 不要な動画を削除する「写真」で「コレクション」をタップし、「メディアタイプ」までスクロールして「ビデオ」を開きます。もういらない長いクリップを削除します。
  3. 「最近削除した項目」を空にする「写真」で「コレクション」をタップし、「ユーティリティ」の下にある「最近削除した項目」を開いて、「アルバムを表示」をタップしてロックを解除します。「選択」をタップして項目を選び、「その他」ボタン、「削除」の順にタップすると、すぐに容量が戻ります。
  4. 「メッセージ」の大きな添付ファイルを削除する「メッセージ」でやり取りの多い会話を開き、上部の名前をタップして「写真」をタップします。続いて「編集」をタップし、「写真を選択」を選ぶと、添付ファイルをまとめて削除できます。
  5. 使っていないアプリを取り除く「設定」を開き、「アプリ」、「App Store」の順にタップして、「非使用のアプリを取り除く」をオンにします。ストレージが少なくなると、iPhoneが使っていないアプリを削除しますが、書類とデータは残ります。

以下で紹介するのはすべてiOS 27の標準機能で、手順はiOS 26でも同じです。無料で、効果もあります。ただ、たいていいちばん重要になる写真ライブラリの整理では時間がかかります。最後に紹介するPrunePicが役立つのはそこです。

まずは​何が容量を​使っているかを​確認する

「設定」を開き、「一般」、「iPhoneストレージ」の順にタップします。上部のバーは読み込みに数秒かかり、そのあとカテゴリ別のストレージの内訳が表示されます。テスト用のiPhoneでは「アプリケーション」、「写真」、「同期されたメディア」、「メール」、「iOS」、「システムデータ」で、「メッセージ」や「メディア」が容量を使っているiPhoneではそれらも表示されます。その下には、おすすめと、アプリごとの使用容量(書類とデータを含む)が大きい順に並んだリストが表示されます。この画面の見方は、iPhoneのストレージを確認する方法で詳しく解説しています。

iOS 27のSettings › General › iPhone Storage画面。256 GB中220.49 GB使用済みのiPhone、Applications、Photos、Synced Media、Mail、iOS、System Dataに分かれたバー、その下のRecommendationsに、Review Downloaded Mediaで481.5 MB、Messages in iCloudで53.5 MBを空けられるという提案
256 GBのiPhoneで220.49 GBを使用中の「設定」›「一般」›「iPhoneストレージ」。

チェックするポイントは2つです。

  • リストの上位3項目。 たいていのiPhoneでは「写真」と「メッセージ」に加えて、ダウンロードしたエピソードがあるポッドキャストアプリやストリーミングアプリなど、キャッシュを多く使うアプリが1つか2つ並びます。
  • おすすめ。 「非使用のアプリを取り除く」をオンにするなど、iPhoneの中身に合わせてiOSが対処法を提案します。「すべてを表示」をタップすると、すべての提案が表示されます。

「写真」がいちばん上なら、そこがいちばん効果の大きいポイントです。このガイドの残りでも、いちばん多くのページを割いています。

効果の​大きい順に

1. 長い動画を削除する

写真1枚はたいてい数MBです。Appleのカメラ設定によると、デフォルト設定では1080p/30 fpsの動画が1分あたり約65 MB、4K/30 fpsなら1分あたり約190 MBなので、10分のクリップ1本で写真数百枚分になることもあります。「写真」を開いて「コレクション」をタップし、「メディアタイプ」までスクロールして「ビデオ」を開くと、動画だけが表示されます。

「写真」アプリでは動画をサイズ順に並べ替えられないため、大きい動画は見つけにくいものです。回避策はiPhoneで容量の大きい動画を見つける方法で、止め忘れた画面収録については画面収録を削除する方法で紹介しています。残しておきたいけれどフルの長さは必要ない動画なら、下で紹介する方法で小さくしましょう。

2. 「最近削除した項目」を空にする

「写真」で削除したものは、すべて「最近削除した項目」に移って30日間残ります。その間も、iPhoneの容量を使い続けます。いますぐ容量を取り戻すには、次の手順で操作します。

  1. 「写真」で「コレクション」をタップし、「ユーティリティ」の下にある「最近削除した項目」をタップします。
  2. 「アルバムを表示」をタップし、Face ID、Touch ID、またはパスコードでロックを解除します。
  3. 「選択」をタップして項目を選び、「その他」ボタンをタップしてから「削除」をタップします。

まとめて空にするには、「選択」をタップしてから「その他」ボタン、「すべてを削除」の順にタップします。ここから削除した項目は完全に消えるので、確定する前に確認しましょう。

3. 「メッセージ」の添付ファイルを整理する

やり取りの多いグループチャットの写真や動画は、積もり積もって大きな容量になります。会話を開いて上部の名前か写真をタップし、「写真」をタップします。「編集」をタップして「写真を選択」を選び、もう不要な添付ファイルを選んで削除します。やり取りの多い会話で繰り返しましょう。

これ以上増えないようにするには、「設定」›「アプリ」›「メッセージ」›「メッセージの保存期間」で「30日」か「1年」を選びます。ただし注意が必要です。この設定では、それより古い会話が添付ファイルごと削除されます。

4. 使っていないアプリを取り除く

「設定」›「アプリ」›「App Store」で「非使用のアプリを取り除く」をオンにします。ストレージが少なくなると、iPhoneは最近使っていないアプリを削除しますが、書類とデータは残すので、再インストールしても何も失われません。「iPhoneストレージ」のリストでアプリをタップすれば、アプリを1つずつ取り除いたり削除したりすることもできます。

5. ダウンロードした番組やファイルを削除する

TVアプリやほかのストリーミングアプリでオフライン視聴用にダウンロードしたエピソードや映画は、忘れがちです。見終わったものは削除しましょう。「ファイル」アプリでは、「このiPhone内」や「ダウンロード」フォルダに、もう不要な大きいファイルがないか確認します。

6. オリジナルはiCloudに任せる

iCloud写真を使っているなら、「ストレージを最適化」が選択されているか確認しましょう。「設定」›[自分の名前]›「iCloud」›「写真」で「iPhoneストレージ」をタップします(iOS 26では、この画面に直接オプションがあります)。フル解像度のオリジナルはiCloudに残り、iPhoneには小さいバージョンが置かれ、開いたときにオリジナルがダウンロードされます。デフォルトでオンですが、どこかで「オリジナルをダウンロード」に切り替えて、そのまま忘れている人も少なくありません。これはiCloudのプランにライブラリ全体が収まる場合にしか使えません。収まらない場合は、iCloudストレージがいっぱいのときの対処法を参照してください。

動画は残して、​容量だけ減らす

大切な動画から容量を取り戻す方法は、削除だけではありません。「写真」アプリと「カメラ」の設定には4つの選択肢があり、どれも追加のアプリは必要ありません。

必要な部分だけにトリミングする。 「写真」で動画を開いて編集ボタンをタップし、動画の下にあるフレームビューアの両端をドラッグします。チェックマークをタップして「ビデオを新規クリップとして保存」を選び、長いオリジナルを削除します。代わりに「ビデオを保存」を選ぶと、あとでトリミングを元に戻せるように「写真」がオリジナルをまるごと残すので、容量はほとんど、あるいはまったく空きません。

iOS 27の「写真」の編集画面。黄色いフレームビューアで最初の1分半にトリミングされた動画と、Save VideoとSave Video as New Clipのメニュー
トリミングしてチェックマークをタップし、「ビデオを新規クリップとして保存」を選びます。

1コマだけ残す。 ある瞬間だけで十分なら、その場面で動画を一時停止し、「その他」ボタンをタップして、iOS 27の新機能「ビデオのフレームを写真として保存」を選びます。写真1枚は数MBですが、元の動画は数百MBになることもあります。

これから撮る動画を小さくする。 「設定」›「カメラ」›「ビデオ撮影」には、設定ごとに1分あたりの容量が表示されます。4K/60 fps(1分あたり約440 MB)から1080p/30 fps(約65 MB)に下げると、サイズは約85%小さくなります。4Kは、それに値する場面のためにとっておきましょう。

効率のよいフォーマットのままにする。 「設定」›「カメラ」›「フォーマット」の「高効率」では、写真はHEIF、動画はHEVCで保存されます。画面下部のAppleの説明によると、ファイルサイズを小さくするための設定で、「互換性優先」(JPEGとH.264)のほうが容量を使います。

iOS 27のSettings › Camera › Record Video画面。「1080p HD at 30 fps」にチェックが入り、下部に設定ごとの1分あたりの動画のサイズが、720pの45 MBから4K/120 fpsの800 MBまで表示されている
「ビデオ撮影」:設定ごとの1分あたりのサイズ。
iOS 27のSettings › Camera › Formats画面。High Efficiencyにチェックが入り、その下にMost Compatible、下部にHEIFとHEVCでファイルサイズを小さくするという説明
「フォーマット」:「高効率」ならファイルが小さく保たれます。

圧縮はどう? 「写真」には、既存の動画を同じ長さのまま小さくする機能はありません。サードパーティ製の圧縮アプリは、動画を再エンコードして新しいコピーを作ります。試す場合は、オリジナルを削除する前に「写真」で新しいコピーの詳細を開き、日付と位置情報が引き継がれているか確認してください。引き継がれていないと、コピーがタイムラインの間違った位置に入ってしまいます。PrunePicは動画を圧縮しません。

標準機能で​足りないところ

上で紹介した設定はすぐに済みます。写真ライブラリはそうはいきませんし、たいていいちばん大きいカテゴリです。

  • サイズ順の並べ替えがない。 「写真」ではライブラリを動画だけに絞り込めますが、並べ替えは日付順だけなので、大きい順に一覧にはできません。
  • サムネイルでは違いがわからない。 小さな四角が並ぶグリッドで、よく似た6枚から選ぶのは時間がかかるので、たいていの人はあきらめて6枚とも残してしまいます。
  • どこまで見たか、すぐわからなくなる。 選択モードは何も覚えていません。数千枚の途中でやめると、翌日はまた最初からやり直しです。
  • 「重複項目」が見つけるのはコピーだけ。 標準の「重複項目」アルバムが見つけるのは完全なコピーとほぼ同一のバージョンで、同じ夕日を撮ったほとんど同じ5枚は見つけてくれません。何が見つかり、何が見つからないかは、重複した写真を削除する方法で紹介しています。

PrunePicで​写真をもっと速く​片づける

PrunePicは、ライブラリの写真や動画を1つずつ全画面で表示します。左にスワイプで削除、上で残す、右で「お気に入り」に追加。すべての判断を記憶するので、5分でやめても、次はちょうどやめたところから再開できます。

容量を空けるのに向いている理由は、次のとおりです。

  • Videosモードで長い順に。 Videosモードは動画と画面収録だけを表示し、長い順に並べ替えられます。各カードには動画の長さとファイルサイズが表示され、四隅に何を出すかはカードの設定で選べるので、スワイプ1回でどれだけ空くかがわかります。
  • Screenshotsモード。 スクリーンショットはいちばん片づけやすいカテゴリで、このモードならフィードにほかのものは表示されません。標準機能での方法は、スクリーンショットをすべて削除する方法でも解説しています。
  • スワイプしただけでは削除されない。 左にスワイプしたものはすべて、空にするまでPrunePicのゴミ箱で待機し、そのあともほかの削除と同じように「最近削除した項目」に30日間残ります。

写真がデバイスの外に出ることはありません。PrunePicは、iPhone上でAppleのPhotosフレームワークを通じて動作します。

よくある​失敗

  • 「最近削除した項目」を忘れる。 5 GBの動画を削除しても、「最近削除した項目」も空にしないかぎり、30日間は何も空きません。
  • 削除はiPhoneの中だけで済むと思い込む。 iCloud写真がオンなら、iPhoneで写真を削除するとすべての場所から削除されます。iCloudにコピーを残したいなら、先にiCloudに残してiPhoneから写真を削除する方法を読んでください。
  • システムデータを追いかける。 ほとんどはiOSが自分で管理しているキャッシュです。まずは写真、動画、「メッセージ」を片づけましょう。容量があるのはそこです。
  • よく考えずに「メッセージの保存期間」を設定する。 削除されるのは添付ファイルだけでなく、古い会話そのものです。残したい写真があれば、先に保存しておきましょう。

まとめ

「iPhoneストレージ」を確認し、いちばん大きいカテゴリから始めて、最後に「最近削除した項目」を空にします。たいていの人にとっては、まず動画と「メッセージ」、次に使っていないアプリの取り除きです。写真ライブラリが問題なのに後回しにしてしまうなら、1日数分のスワイプで、何時間もかけて一気に片づけなくても終わらせられます。すでにiPhoneがいっぱいで何もできないなら、iPhoneのストレージがいっぱいのときのチェックリストから始めてください。

よくある質問

写真を削除したのに、iPhoneのストレージがいっぱいのままなのはなぜ?

削除した写真や動画は「最近削除した項目」に移り、30日間そこに残って容量を使い続けます。「写真」を開いて「コレクション」をタップし、「ユーティリティ」の下にある「最近削除した項目」を開いて、そこから削除すれば、すぐに容量が空きます。

「非使用のアプリを取り除く」でデータは消えますか?

いいえ。取り除かれるのはアプリ本体だけで、書類とデータは残ります。アイコンはクラウドの記号付きでホーム画面に残り、タップするとデータはそのままでアプリが再インストールされます。

iPhoneのシステムデータは削除できますか?

直接は削除できません。システムデータには、キャッシュやログなど、iOS自身が管理するファイルが含まれ、容量が必要になるとiOSがキャッシュファイルを消去します。ほかの場所で容量を空けてiPhoneを再起動すると、数値が落ち着くことがよくあります。

動画を削除せずに小さくできますか?

はい。「写真」でトリミングして「ビデオを新規クリップとして保存」を選び、長いオリジナルを削除すれば、残した部分だけが容量を使います。iOS 27では、「ビデオのフレームを写真として保存」で1コマだけを残すこともできます。「写真」には、同じ長さのまま動画を圧縮する機能はありません。

「ストレージを最適化」で写真は削除されますか?

いいえ。iCloud写真がオンの場合、フル解像度のオリジナルをiCloudに保管し、iPhoneには小さいバージョンを置いて、写真を開いたときにオリジナルをダウンロードします。ライブラリ全体を保存できるだけのiCloudストレージが必要です。